「撮られる」という欲望  飯沢耕太郎

「撮られる」という欲望  飯沢耕太郎(写真評論家)  男が情事の相手の裸体を写真に撮る――というシチュエーションはそれほど珍しいものではない。谷崎潤一郎の『鍵』(1956年)には、当時日本でようやく知られるようになったポ...

大塚咲『me』

2011年初期~最新のセルフポートレート写真、また写真の上にペンや絵の具で加筆した作品数点を展示予定。 June 30-July 9  Saki Otsuka Photo Exhibition 『me』  Open ev...

ムーニー劇場第三幕

金利健司写真展『ムーニー劇場第三幕 フエルアルバム』12月8日(金)~12月17日(日) ムーニー劇場にご来場いただき、誠にありがとうございます。いよいよ来年は平成30年、昭和が終わって30年の月日が経とうとしています。...

村田兼一『天使集』

November 3–19 Ken’ichi Murata Photo Exhibition 『Angel Collection』 この一年、特に光を意識しながら撮影をして来た。極端な逆光や薄暮などもそのひとつだ。テーマ...

櫻田宗久 蝶次元 ー此岸と彼岸の間で

男性ヌードを中心にiPadminiで撮影された日常を日記と共に展示します。 蝶次元 (川本直/文芸評論家)「文は人なり」という言葉がある。文章に限らず、全ての芸術は作り手の魅力の技巧的な変奏だ。それは写真においても変わる...

小林修士『密会』

玄光社『密会』出版記念 「撮られる」という欲望  飯沢耕太郎(写真評論家)男が情事の相手の裸体を写真に撮る――というシチュエーションはそれほど珍しいものではない。谷崎潤一郎の『鍵』(1956年)には、当時日本でようやく知...

七菜乃写真展『My Aesthetic Feeling』

August 11 – 20 Nananano Photo Exhibition 『My Aesthetic Feeling』 いつもヌードのすばらしさについて話しているのですが、今回の作品は「もともと裸体に特別な意味は...

インベカヲリ★「車輪がはけるとき」

喫茶店で向かい合って、話を聞く。足し算が一桁までしかできないという、ある女の子は、こんな話をしてくれた。「家の洗濯物を干すスペースに隙間があって、そこに大事なものを落とす癖があるんです。その隙間にものを落とすと二度と取れ...